Gの衝撃
まずい・・・・非常にまずいことになった。
レポートの締め切りが土曜なのにまだ取り掛かってないこと以上にヤバいことになった。
ついにあいつが現れたんです。
ゴキブリが。
オレはいままで田舎で暮らしてきた。
だからゴキブリなんてものは一回も見たことがなかった。
そいつが今日・・・・腹筋してたら座布団の陰からそそそそーっと・・・・
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいご・・・・
ゴキブリーっ!!
なるほどな・・・・掃除もろくにしないでゴミもずっと出さないでいるとこうなるのか・・・・
野郎・・・・どこからわいてきやがった・・・・
やはりあの時窓を開けといたのが・・・・
正直に言う・・・・
ほんとに恐怖で体に力が入りずらくなってる。
この狭い空間であの野郎とどう戦えばいいというのだ・・・・
野郎に対抗できる唯一の武器は・・・・
ブユを三発で殺したワキ汗用スプレーだけだ・・・・
いやでも・・・・ファブリーズよりは頼りになるはず・・・・
もう怖くて今日は眠れねえよ・・・・
もし野郎が部屋中を飛び回ったら・・・・とか考えると・・・・
くけけけけけけけけけけけけけけけガチャリ!!
目!!
マジでこの部屋を出て、安全なとこへ避難したい・・・・
お昼になれば、オレにとって強力な味方が来てくれる・・・・彼は少なくともゴキブリは見たことあるだろうから・・・・
ちくしょーっ!
気になって風呂にも入れねえよ!
もしかして・・・・これから暑くなればもっと出てくるのか・・・・?
ひいあああああああああああああ!!!
オヤシロサマの祟りですこれは。
オレ・・・・虫苦手なんてレベルじゃないんすよ。
ちょうちょも触れません。
部屋にハエが入ってきただけで寝れません。
ましてや蛾とかが入ってきた日には・・・・
早く夜よ明けてくれ・・・・
早く大学よ開いてくれ・・・・
とりあえず今日中にケリをつける。
野郎が卵を産む前に・・・・
始末しなければ。
助っ人よ・・・・頼むぜ・・・・
ああもう!
自分の髪の毛が顔に触れただけで怖いよ!
なんかびっくりしたりすると心臓が「ドキッ!」ってなるじゃないすか。
あれがずっと続いてる状態。
もう、始末しない限り不安で眠ることもご飯食べることもできないよ・・・・
決めました。夜が明け次第、家を出て安全なとこへ避難します。
どこか安全な場所があるはずだ・・・・
ちくしょう覚えてやがれ・・・・